バイクの盗難|盗難されやすい車種と地域別ランキング

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あなたは自分のバイクがもし盗まれたらどうしますか?一生懸命探すかもしれないし、諦めるかもしれない、自分だけが不幸だと思うかもしれません。

盗難なんて他人事だと考えている人はかなり危ないです。

バイク乗りにとって盗難は他人事ではありません。

バイクは車に比べて重量が軽く小柄で人力だけで盗めるし、売却すれば100万円以上する車両も多いのでプロの窃盗団にも狙われやすいです。高価なカスタムパーツも簡単に取り外せるので、少し知識があれば素人でも簡単に取り外せます。

いざという時のために、盗難防止グッズの購入や盗難保険の加入を考えることは非常に重要だと言えます。しかし、そのためにはバイクの盗難状況に対するしっかりとした知識を持っておくほうがいいですよね。

そこでこのページでは、バイクの盗難について知るために以下の3つの内容について解説します。

  • バイクの盗難台数と返還率
  • 盗難されやすい車種
  • 盗難されやすい地域

読み終えた時には、あなたの愛車に対する防犯意識が少しでも変わっていると幸いです。

1.バイクの盗難台数は年間4万台以上

年度 平成17年 平成24年 平成25年 平成26年
盗難認知件数 10万4155 6万7776 5万1588 4万3720
新車販売台数 179万1581 59万5473 56万3309 59万7058
二輪保有台数 1317万5176 1198万5085 1182万3429 1168万8632

情報元:「日本自動車工業会|二輪車」「警察庁|統計

平成26年度のバイク(原付含む)の盗難認知件数は4万3720件でした。

10年前の平成17年度の盗難認知件数が10万4155件、前年度が5万1588件だったことを考えるとかなり減少傾向にはありますが、依然として非常に多い状況です。

平成26年度の二輪新車販売台数は41万6723台ということを踏まえると、生産台数と比べて、実に1割のバイクが盗難にあっている現状は異常です。

1-1.10年間の保有で3.7%の盗難確率

平成26年度の全国での二輪保有台数は1168万8632台でした。盗難件数は4万3720なので、単純に計算すると10年間バイクを保有しているだけで3.7%も盗難にあう確率があるということです。

自動車の場合、保有台数が8027万2571台で、年間盗難台数が1万3821件なので10年間で盗難にあう確率は0.17%です。その差は21.7倍で、いかにバイクが盗まれやすいのかを実証しています。

ただし、近年は盗難台数が急激に減少していているので盗難確率自体も今後減少していくと思います。統計データ自体も原付と大型バイクを分けた情報がないのであくまで参考程度の情報です。

1-2.犯人逮捕の可能性は1割程度

検挙件数

出典:警視庁|平成25年の犯罪情勢

バイクの盗難事件の検挙率は1割程度です。実際に盗難した犯人が捕まっているのは4000人程度で、その90%以上は19歳以下の少年です。

つまりプロの窃盗団に盗まれた場合の犯人逮捕の可能性は限りなく低いと言えます。

データがないので筆者の想像になりますが、19歳以下が盗むバイクは、原付であったり一部の旧車などの傾向が高いと思われます。さらにある程度の防犯対策をしているバイクは、素人には盗み辛いはずです。

1-3.盗まれたバイクの返還率は4割

平成26年度の警察庁資料によると、全国でのバイク盗難の被害回復率は43.3%です。

犯人逮捕の検挙率が1割程度なので、どう捉えるかは人によって違いますが、思っているより盗まれたバイクは帰ってくると言えるのではないでしょうか。この理由は国内で何らかの形で流通した際に盗難車だと発覚したかどこかが傷んで乗り捨てされたのではないかと想像できます。

どちらにしろ盗まれたバイクが綺麗な状態で帰ってくることは稀でしょう。

また盗難車の返還率は、地域別に見るとかなりのバラつきがあります。一部の地域では8割近くが持ち主のもとに戻っていますが、1割程度の地域もあります。

これはプロの窃盗団が動いていると考えられる関東・関西地域では検挙しにくいことも原因のひとつとして考えられます。ですが警察のバイク盗難事件に対する意識の違いによることも大きいと思われます。つまり、バイクの盗難に本気で動いてくれる地域であれば、もし盗まれたとしても帰ってくる確率は高くなると言えます。反対に本気で動いてくれない地域だと、よくありますねとあしらわれる可能性もあります。

自分住んでいるの地域の被害回復率について知りたい人は下記の画像を参考にしてください。

↓クリックで拡大します↓

盗難件数

2.バイクが盗難されやすい2つの要因

バイクの盗難がいかに多いのかはこれまでの説明で分かって頂けたと思います。

ただし、どのバイクも等しく狙われるということではなく以下の2つが重要な要因になってきます。

  • 盗難されやすい車種
  • 盗難されやすい地域

このどちらかに該当するバイクのオーナーは特に注意してバイクを保管する必要があります。

2-1.盗難されやすいバイク

狙われやすい車種には特徴があり、「人気の車種」で「高額で売り買いができる」2つの条件が特徴です。加えて盗難対策の際には、盗まれそうな相手が素人かプロの窃盗団か判断して盗難対策をすることが重要です。

それぞれ原付(原付二種含む)、中型バイク、大型バイクに分けて解説します。

125cc以上のバイクの盗難情報は「Roadkingをめざして(盗難情報編)」というサイトが参考になります。どんな車種がどういう状況で盗まれたのかは防犯意識を高める意味でも非常に有益です。

原付:人気のスクーターとAPE・モンキー

スクーター系は素人の犯行が多く、中高生の犯行が目立ちます。基本的にはU字ロックをきちんとかけるなどでかなり有効な盗難対策になります。

APE・モンキーはカスタムがしやすいので盗難されやすい車種です。パーツだけの盗難も多いので、なるべく屋内に保管しておきたいものです。

中型バイク:ネイキッドとオフ車

教習車としても名高いCB400などネイキッドタイプの車種がよく狙われます。また、いわゆる族車のベースになる車種(CBX400Fなど)も一部の人たちに人気が高くプロの犯行が多いようです。

加えて最近は東南アジアで人気が高くバラしやすい250ccのオフ車がよく狙われています。こちらもプロの犯行なのでしっかりと盗難防止対策をとる必要があります。

大型バイク:ハーレーダビットソンとレーサーレプリカ(スーパースポーツ)系

プロの窃盗団に狙われやすい代表格です。

盗まれたバイクはパーツに分解されてあっという間に海外に運びだされるので、見つけ出せる確率は相当低いです。手口は非常に巧妙で、複数のロックがかかっていても5分もかからずに盗み出されます。

盗難されやすい地域であれば、屋内での保管か強力な地球ロック、念の為に盗難保険に加入しないと安心できません。なんらかの盗難対策の手段をとっておくことを強くおすすめします。

2-2.盗難されやすい地域

バイクの車種以上に重要になるのが、自分がどこの地域に住んでいるのかということです。

盗難があまりない地域だと盗難されやすい車種でも盗まれることはほぼありません。また、盗難台数自体が少ないので警察も本気で調査に動いてくれる可能性が高いです。

なお東京都に住んでいる場合は、警視庁が提供している「犯罪情報マップ」がかなり参考になります。どの町のどの地区でバイクの盗難が発生しているのかが随時確認できるのでぜひ一度ご覧ください。

今回は都道府県別で保有台数と盗難件数の割合からどの地域が盗難にあいやすいのかランキング形式でまとめました。

バイクの盗難にあいやすい都道府県ランキング

順位 都道府県名 盗難台数/1万台 登録台数 盗難台数
1位 福岡県 117台 471248台 5267台
2位 京都府 85.9台 225090台 1935台
3位 大阪府 85.2台 763922台 6511台
4位 山梨県 69.2台 29604台 670台
5位 兵庫県 68台 511027台 3479台
6位 奈良県 59.1台 99020台 586台
7位 千葉県 53.3台 460281台 2455台
8位 岡山県 53.1台 163461台 868台
9位 沖縄県 46.5台 174449台 811台
10位 埼玉県 44.6台 634165台 2829台
30台~ 神奈川(43.2)、滋賀、愛媛、三重、全国平均(37)
20~30台 香川、佐賀、和歌山、広島、熊本、岐阜、群馬、宮城、高知、静岡
10~20台 東京(19.5)、鹿児島、徳島、山口、宮崎、長崎、鳥取、福井
0台~10台 栃木、石川、新潟、北海道、富山、福島、長野、
島根、山形、岩手(3.5)、秋田(1.0)、青森(0.9)

※原付は県別登録台数のデータがなかったので、125cc以上のバイクと同じ分布比率で計算しています。

いかがでしょうか、首都圏の方が盗難されやすいのかとおもいきや、福岡と近畿圏がほぼ上位を占めています。東京のバイク盗難件数が、全国平均の半分程度なのは調べていてかなり驚きました。

福岡の割合はなかでもひどく10年間バイクを持つとじつに11%の人が盗難にあう結果となっています。京都、大阪も同じく多く8.5%と全国平均の3.7%と比べて倍以上の開きがあります。

この結果から、全国平均を上回る確率の地域の人は、特に盗難対策をしっかりと行い、盗難保険の加入を考えることが必要だと言えるでしょう。逆に北海道・東北各県や山陰地方の人は、最低限の盗難対策を行えば盗難保険に加入する必要性はあまりありません。

さいごに.なによりも盗難対策が重要

バイクは、非常に厳重な盗難防止対策をしていても盗まれることもありますし、何もしていなくても盗まれないこともあります。

盗まれる大きな要因は、自分のバイクの車種だったり、自分の住んでいる地域が原因だったりもします。

だからといって何もしていないとどうぞ盗んでくださいと言っているようなものです。盗難対策は確実に効果はあります。バイクが盗まれないように、できるだけの盗難対策をすることが重要です。

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