バイクは危険な乗り物なのか?事故率・死亡率を自動車と比較

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fsHH / Pixabay

バイクはどれくらい危険な乗り物なのか?バイクの免許を取得する、バイク保険を考える時に誰もが一度は気にした経験があると思います。

しかし、正確な数値は自動車学校でも、バイク保険の会社に聞いてもあまり教えてもらえないのが現状です。

そこで今回は統計データを参考に、バイクと自動車の事故率・死亡率を比較していきます。

この記事を読んで、改めてバイクの事故率の高さを認識し、装備の見直しと安全運転を心がけて頂けたらと思います。(なおデータの都合上、単純な事故(発生確)率ではなく、死傷事故の事故(発生確)率となっています。)

1.バイクの死傷事故率

ではさっそくバイクの事故率と死亡率について説明していきます。

なお今回の記事の、統計データは、登録台数が原付「JAMA|二輪車保有台数」の平成26年度、自動二輪車「自動車検定登録情報協会|自動車保有台数」の平成27年度、事故情報・死傷要因は「警視庁|統計」の平成27年度を参考にしています。

1-1.車種別事故の死傷者数と登録台数

まず最初に、バイクと自動車の車種別での死傷者数と登録台数です。

車種 死傷者数  登録台数
死者 重傷者 軽傷者
自動車 1322名 1万784名 43万1533名 44万3641名 7706万4477台
原付(~125cc) 230名 5612名 3万1598名 3万7440名 811万2886台
自動二輪車
(126cc~)
447名 5121名 2万7925名 3万349名 358万9551台

これだけでは分かりにくいので、登録台数と死傷者数から事故率を割り出して見ました。

1-2.車種別の死傷事故率と車と比較した事故の発生しやすさ

車種 死傷者数
死者 重傷者 軽傷者
自動車 0.0017% 0.014% 0.56% 0.58%
原付(~125cc) 0.0028% 0.069% 0.39% 0.46%
自動二輪車(126cc~) 0.012% 0.14% 0.78% 0.85%

自動二輪車の保有者の1年間の事故での死者数は1万人に1.2人、重傷者は1000人に1.4人、軽症者は1000人で7.8人となっています。事故に遭って死傷する人の確率はかなり低いものの、自動車と比較するとかなり高水準になっています。

次に、事故のしやすさについて知るために自動車を1として原付と自動二輪車の事故の倍率を出してみました。

車種 死傷者数
死者 重傷者 軽傷者
自動車 1倍 1倍 1倍 1倍
原付(~125cc) 1.64倍 4.93倍 0.7倍 0.82倍
自動二輪車(126cc~) 7.06倍 10倍 1.39倍 1.46倍

125cc以下の原付一種と原付二種では、意外ですが自動車と比較すると事故率が低いという結果が出ました。これはやはり速度の問題や移動距離が少なく利用時間も短いのでこのような結果になっていると予想できます。しかし、死亡率は1.6倍と重症率は4.9倍と自動車と比べて高くなっています。

126cc以上のバイクでは、自動車と比べて合計の死傷率では1.5倍程度と思った以上には事故率が変わりません。しかし、もし事故に巻き込まれた場合の死亡率が7倍、重症率は10倍と非常に高い数値となっています。

つまり、バイクで事故にあった際には大怪我をしやすく、特に125cc以上のバイクで負傷率が高く、怪我が重度な傾向にあるといえます。

では実際に、バイクの乗車中どのような要因で死傷することが多いのでしょうか調べてみました。

1-3.死亡要因は頭部と胸部、負傷要因は脚部・腕部が多い

バイクでの死亡要因は、1位が頭部で42.8%、2位が胸部で27.8%となりこのふたつの要因で7割を占めています。

対して、負傷要因は1位が脚部で35.6%、2位が腕部で22.2%、3位が顎部で16.1%です。死亡要因1位の頭部は負傷要因では5.4%、2位の胸部は7.1%であることから、頭と胸に怪我を受けると非常に重症になりやすいと言えます。

そういった命に関わる大きな怪我をしないためにも、バイクに乗る際にはきちんとしたヘルメットを被り、できれば胸部のプロテクターまでして予防すること必要だといえます。事故率も高いので、万が一を考え任意のバイク保険にしっかりと入っておくことも必須となります。

さいごに.バイクの事故率は高くはないが大きな怪我をしやすいので万が一の予防が必要

バイク(125cc以上の自動二輪)に乗っていて事故に遭う確率は、年間で0.85%、車と比べても1.46倍とそれほど高くはありません。

しかし、もし事故にあった場合に大怪我をする確率は、車と比較して死亡率が7倍、重症率が10倍と非常に高いものとなっています。

大怪我予防のために、死亡の原因になりやすい頭部と胸部をガードする装備、バイクの任意保険の加入でしっかりと万が一の時の対策を行っておくことが非常に重要です。また、無茶な運転をせずに安全に気をつけて運転しましょう。

→「バイク保険の見積もりのポイントと選び方

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